第18章 異次元の狙撃手〜プロローグ〜
ーー貴方side
素行調査をしてくれと依頼があり尾行して調べていたらしく、結果として藤波さんは不良物件を売り付ける悪い人だったようだ。
世良「……今の話を聞いて思ったけど、これでこれで犯行が終わりって感じには思えないけど」
記者さんは精神的に追い詰めた人、藤波さんは破産に追い込んだ人、これ以外にまだ狙われる人物がいるのかと。
ジェ「ジョディ君、写真を」
ジョディ「はい」
写真をホワイトボートに貼り出したジョディさん、後3人はいると報告した。1人目はハンターの告発をしたジャック・ウォルツ、2人目は告発の証人をしたビル・マーフィー、3人目はハンターの妹が自殺をした原因の男であるは森山仁だと説明。
ジェ「ウォルツは京都、マーフィーは日光に現在滞在しています。後8日は滞在したいる」
因みに、森山仁に関しては消息不明だとキャメル捜査官は付け足しす。
松田「何とまあタイミングが悪いなこりゃあ」
萩原「3人の内、2人が日本に居るなんてね」
これは狙われると言った小五郎さんに目暮警部は頷き、ハンターを重要参考人として指名手配し狙われている2人には警護を手配する事が決まった。
会議が終わり蘭ちゃん達と帰ろうとしていた私は陣平さん達に呼び止められてしまったので、蘭ちゃん達とは警察署前で解散となった。
松田「怪我は無えんだよな?」
雪「無いですよ、ほら?」
クルッと回り何も無い事をアピールする。すると陣平さんと研二さんは、何やってるんだと慌てた様子で無傷を証明中の私を止めた。
松田「おまっ、それは反則だろ!///」
萩原「破壊力ありすぎ……///」
雪「反則? 破壊力?」
何を言ってるのか分からない私は首を傾げ頭にハテナを浮かべる。
?「君の行動に照れているんだよ、雪は可愛いからね」
声がする方を向くと桜井さんが立っていた。彼は桜井和人、本名は諸伏景光で安室さんこと降谷零さんと同じ公安警察の人間だ。因みに2人きりや陣平さん達の前ではヒロさんと呼んでいる。
雪「桜井さん、どうしたんですか?」
桜井「迎えに来たんだよ、連絡があってね」
現在、一緒に住んでいるという事で保護者的な立場である桜井さん。連絡はきっと安室さんがしたのだろうと考える。
松田「俺達が送るから先に帰ってろよ」
桜井「はぁ……お前らはまだ仕事あるだろ?」