第49章 忍び寄る影〜後編〜
ーー貴方side
コナン君の推理で驚く私達に男性は頷き今回の件について詳しく話してくれた。どうやらここ最近、ポアロのサンドイッチが安くて美味しいと知り食べに来たらしい。そして美味しさに感動して自分も同じ様に再現をしたのだが中々同じにならず、毎日通いや尾行をしてしまったと説明した。
「あんな事をして本当に申し訳ない。だが、どうやったらあんな美味しいサンドイッチが作れるんだ……!」
コナン「叔父さん、流石にそれは……」
「分かってはいる、でも……!」
謝ってくれた男性は私にサンドイッチの作り方を聞いて来たがコナン君がそれはポアロの料理だよと言う。パン職人として諦め切られない男性は私にお願いしてくる。
雪「うーん、私は構いませんよ」
「ほ、本当ですか!」
コナン「良いの、雪姉ちゃん⁈」
雪「うん。でもその前にポアロのマスターさんに許可を貰わないと」
「ありがとう、本当にありがとうございます」
お礼を言う男性に私は後日レシピを渡すと言う事で今回の件は幕を閉じた。改めてお礼を言い去っていった男性を見送ると元太君がお腹が空いたといった。
雪「ふふっ、じゃあ皆におやつご馳走してあげる」
元太「本当か」
雪「パン職人って推理した、小さな探偵さん達にね」
探偵団「「わーい」」
大喜びする3人にコナン君は俺が謎を解いたと少し不満そうだったが、私はクスクスと笑いながらハムサンドを準備した。
ーーオマケ
翌日のポアロにて
コナン「雪姉ちゃん、レシピ教えたんだね」
雪「うん、私のサンドイッチがパン屋さんにか〜」
安室「後で買ってみましょうか」
雪「そうですね」
安室「なら仕事が終わったら行きましょうか」
コナン「ぼ、僕もいku……!」
カランコロン
萩原「ちょーっと待ったぁぁぁ!」
松田「俺達が連れていく!」
萩原「出番、なかったからね!」
コナン「あはは……(俺の出番も少なかったよ)」