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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第16章 裏切りのステージ〜事件発生〜


ーー貴方side

事情を聞かれていたマネージャーさん達に、元野球部員が居ないかとコナン君が聞いていた。社長は大学時代に野球部、マネージャーは中学でテニス部、雑誌記者は登山部だと応えていた。

雪「野球ボールが気になるの?」
コナン「まあ……って、あのアイドルと居なくて良いのかよ」
雪「私の事、呼んでるって聞いたから来たのに」
コナン「えっ? 何の事だ?」

呼んでいないよ、と不思議な顔をするコナン君に私は秋永先輩の方を見ると蘭ちゃん達と会話中で園子ちゃんはサインを貰っている。

雪「……何でもない、それより事件解決の為に手伝うよ」
コナン「手伝うって言われてもな……」

そんな話をしていると髙木刑事が筆跡鑑定をしたいと私達に紙とペンを渡してきた。遺体の胸ポケットに、ごめんねと書かれたメモがあったらしい。私は書きおわりコナン君と再び事件について考えていると蘭ちゃんに声を掛けられた。

蘭「ねえ、梓さんの苗字って何だっけ?」
雪「榎本だよ、榎本梓さ……」
雪・コナン「「!?」」

苗字を言いながら振り返るとそこには梓しんがいた。いや、梓さんの姿をした誰かが私とコナン君の前にいた。

梓?「ありがとう」

笑顔で立ち去る彼女に鋭い目を向けるコナン君。私は小さな声で梓さんの姿をした人物を聞いてみた。

雪「ねぇ、あの人……梓さんじゃないよね」
コナン「……ベルモットだ」

それは黒の組織にいる1人の名前だ。コナン君の推理が合っていればASACAという曲を書いた波土について調べに来たのだろうと。つまり今の安室さんは、バーボンとして来ているという事になる。

コナン「俺から離れるなよ」
雪「う、うん……分かった」
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