第16章 裏切りのステージ〜事件発生〜
ーー貴方side
私達が仕方なく帰ろうとした時だった。警備に来た2人の男性が波土さんがいるステージの扉に手を掛け扉を開く。
円城「待って、まだ中には!」
マネージャーの円城佳苗さんが静止するようい言ったが間に合わず扉が開いてしまった。そして中を確認した2人は突然叫びだす。
「うわぁぁぁぁあ!」
何事かと全員で様子を見に行くとステージ上で首を吊った波土禄道の姿があった。蘭ちゃんと園子ちゃんは悲鳴を上げ、コナン君と安室さん、昴さんは真剣な顔でステージ上を見ていた。
園子「は、波土さんが……!」
秋永「嘘だろ……波土さん」
顔を真っ青にする園子ちゃん達、コナン君達は急いで波土さんに駆け寄る。私も何か出来ないかと彼の後を追いかけようとした。
雪「あ、コナン君……!」
梓?「ダメよエンジェル、この血塗られたステージには」
雪「えっ……?」
真剣な表情でエンジェルと私を読んだ梓さん。彼らに任せれば大丈夫と笑顔で応える。因みに、エンジェルと呼んだのはお客さんが私の事を裏でそう呼んでいたと話した。
園子「まあ、確かにエンジェルではあるけど」
梓?「あはは、とっさに言っちゃった」
そう応える梓さんに少し違和感を覚えたが今はそれどころではない。私はスマホで警察に電話し、秋永先輩の傍に向かう。
雪「……大丈夫?」
秋永「まあ、一応……雪は?」
雪「怖いけど慣れてるから大丈夫」
私はステージ内を捜査する3人を見る。きっと大丈夫、この事件は絶対に解決出来る。