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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第15章 裏切りのステージ〜プロローグ〜


ーー貴方side

雪「えっと……待ち合わせってココだよね?」

私は今、弓道の大会で知り合った人物に誘われてとあるライブ会場前に来ていた。合っているのかと不安になり挙動不審になっていると遠くから私わ呼ぶ声が聞こえた。

秋永「悪い、待たせたか?」
雪「大丈夫」

駆け寄ってきた人物に安心する。彼の名前は"秋永裕太(あきながゆうた)"。弓道の大会で知り合った1つ上の先輩で、しかも今話題のアイドルである。因みに、彼とは中学2年の時からの知り合いなのでタメ口で話す事が多い。

雪「顔隠さなくていいの?」
秋永「平気平気〜、ほら行くぞ」

アイドルがこれで良いのかと思いながら彼の後を追いかける。

秋永「今から、オレの好きなロックミュージシャンのリハを見に行くぞ」
雪「ミュージシャン?」

どうやら好きなミュージシャンに今から会いに行くらしく、色々なコネを使いここまで辿り着いたと話してくれた。

雪「なんで私も?」
秋永「前、曲聴かせた事あったろ? カッコいいって言ってた曲」
雪「……あ〜、帰りの時の!」

それは先月開催された大会終了後の時に遡る。現地解散となった私は1人で帰ろうと歩いていた時、後ろからヘッドフォンを首から下げた先輩に声を掛けられ一緒に帰る事に。

雪「何聴いてるの?」
秋永「聴いてみるか?……ほれ」

〜〜〜♪

雪「あ、なんかカッコいい!」
秋永「だろ? オレのお気に入りなんだ!」
雪「へぇ〜、なんか分かるかも!」

というやり取りがあった事を思い出す。その時の会話を覚えおり誘ってくれたらしい。

雪「それで連れて来てくれたんだ!」
秋永「まぁ、それだけじゃないけど……」
雪「??」
秋永「……こんな機会、滅多にないからな楽しもうぜ」

そうして私達は会場へと足を運ぶのであった。
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