第14章 ベイカー街の亡霊〜エンディング〜
ーー貴方side
事件も無事に解決し私は陣平さんと研二さんに腕を掴まれ人気の無い駐車場へと連れられていた。
松田「今から説教タイムだ」
萩原「諸伏と降谷ちゃんに絞られなさい」
雪「え、嫌です〜!」
バッ
雪「私は帰りま……」
?「逃がさないよ?」
腕を振り解き逃げ出す私だったが、目の前に現れた人物によって阻止されてしまった。
雪「さ、桜井さん……」
諸伏「今は俺達しかいないからヒロで良いよ」
降谷「俺もいるぞ」
2人は笑顔で私に近付いてくるので方向転換する。だが反対には陣平さんと研二さんが立っている。逃げ場を失ったと焦っていると後ろから抱きつかれた。
諸伏「無事で良かった、心配したんだよ」
雪「ご、ごめんなさい……」
諸伏「謝ってもダメ」
雪「えぇ……」
どうすれば許してくれるのかと聞くとヒロさんは体を離し、私を正面へと向き直し顔を近付けてきた。
雪「あ、あの……近いです」
諸伏「近付けてるんだよ?」
チュッ
雪「えっ……⁉︎」
松・萩「「!?」」
私の頬に音を立てながらキスをして来たヒロさん。その行動に私と陣平さん、研二はさんは驚くがそれだけでは終わらなかった。
降谷「全く……ヒロは」
雪「れ、零さ……」
チュッ
降谷「抜け駆けは良くないだろう」
ヒロさんから私を離してくれた零さん。助かったと思ったら何故か彼にも頬にキスをされる。
雪「〜〜っ///」
何が起きてるか分からず困惑する私を他所に陣平さんと研二さんがズルいと騒ぎだす。
松田「俺にもさせろ!」
萩原「そうだよ、2人だけズルい!」
近付いてくる2人だったが、恥ずかさで心臓が飛び出そう私は手で顔を隠しながら走りだす。
雪「ご、ごめんなさーーーい!」
萩原「えっ、ゆ、雪ちゃん⁉︎」
松田「あ、待てよ!」
背後から止まるように言われたが無視し、私はコナン君達の元へと戻っていった。
その日から1週間、博士の家で過ごしました。