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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第13章 ベイカー街の亡霊〜クライマックス〜


ーー松田side

列車が突っ込んだ音と坊主の合図の声が聞こえた瞬間、音が全く聞こえなくなった。管理室にいた俺達は居ても立っても居られずコクーンがある会場へと入る。

工藤「3人の声は⁉︎」
阿笠「まだ何も聴こえん!」

辺りを見るとどうなっているのか分からず、不安な表情を浮かべざわつく会場。

萩原「無事、なんだよね⁉︎」
松田「分かんねえ!」

残された3人のコクーンは未だに反応は無い。小五郎さんは手を合わせ娘の無事を祈っている。

松田(神なんて信じてないがもしいるなら……)

大切な人を奪わないでくれ、そう願いながらコクーンを俺は見つめた。



ーー貴方side

コナン「……姉ちゃん、雪姉ちゃん!」
雪「ん……あれ、私なんで?」

気が付くと1番最初のエリア選択の場所にいた。どうやら私達は生きていたらしい。

コナン「赤ワインで衝撃を和らげたらしい。あの男……ホームズ、いや父さんに助けられた」

成る程と理解しがたい部分もあったが、無事だったので今は受け入れる事にした。

諸星「起きてたのか……お前達の勝利って事かな」
雪「お前達?」

違和感のある言い方に首を傾げるとコナン君は立ち上がり諸星君と握手をする。

諸星「お前を信じて良かったぜ、ありがとう」
コナン「どういたしまして、ノアズアーク」
雪「えっ⁉︎」

私は驚き目をパチパチさせる。今まで一緒に行動していた諸星君がノアズアークだったという事が信じられなかったからだ。

コナン「それともヒロキ君って呼んだ方がいいかな?」
雪「ヒロキ君?」

頭にハテナしか浮かばない私にコナン君は話を続ける。まとめると諸星君はノアズアーク、ヒロキ君で諸星君のデータを借りて私達と共に行動していたらしい。

ヒロキ「……いつからそれに?」
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