第11章 ベイカー街の亡霊〜危険な掛け〜
ーー貴方side
蘭ちゃん達と合流して今日の新聞を確認する為、合流地点へと歩き出す。歩いている途中、コナン君にどうして私も連れてきたのか聞く。
雪「ねえ、どうして私を連れてきたの?」
ホームズに詳しい訳でも、推理力がずば抜けてある訳でもない。まあ、小五郎さんよりはあるかなと内心では思っているが。
コナン「雪はたまに凄い事に気付くだろ? それに……」
雪「それに?」
コナン「昨日の件、すげー心配したから……」
傍にいたかった、とツンツンした様子のコナン君が可愛くてクスクスと笑っていると、彼は私の左手をギュッと握ってきた。
雪「コナン君?」
コナン「……こうすれば無茶しないだろ///」
雪「う、うん……///」
私を引っ張る様にして歩く彼に照れてしまう。握る手だけでなく全身が熱くなりドキドキしている自分がいた。
雪(なんで私、ドキドキしてるの〜!)
コナン(俺は何やってんだー!)
そして私達は蘭ちゃん達が見えるまで手を繋いでいた。
ーーオマケ
コナン『こうすれば無茶しないだろ』
雪「う、うん』
音声のみを聴いている松田達
松田「あの坊主、抜け駆けしたな」
萩原「俺もゲームの世界に行きたい」
工藤(ふむ、新一も中々やるな)
目暮・阿笠((やれやれ……))