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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第7章 眠り姫に願いを込めて



ーー貴方side(夢の中)

いつも通りの日常、いつも通りの家族。
でも、何かが違う気がする。

兄「雪〜朝だぞー」
雪「うーん……後5分……」
兄「いやいやいや、遅刻するから!」

支度をしてリビングへ向かう。そこには既に朝ご飯と椅子に座るお父さん。

父「雪おはよう、朝ご飯出来てるぞ」
兄「朝練あるだろ、急げよー」
雪「はーい」

私が高校で弓道部に入って毎日部活と勉強の繰り返し。父と兄は警察官で爆弾処理の仕事をしている……

…………していた?

兄「どうした雪? 具合悪いのか?」
雪「……ううん、何でもないよ」

ご飯を食べ終わり朝練へと向かう、蘭ちゃんや園子ちゃんと楽しく過ごして帰宅。

違う……そうじゃない……

雪「えっ…?」

声がした気がする、でも誰の声が分からない。

雪「ただいまー」
兄「おかえり雪」
父「今日はどうだった?」

いつもと変わらない会話……のはず?

雪「……あれ?」
兄「どうした?」
雪「お兄ちゃんの名前……なんだっけ?」

兄「ーーーーだ、忘れたのか?」

ノイズがして全く聞き取れなかった。

雪「……お父さんの名前は?」

父「ーーーだろ? どうしたんだ雪?」

聞こえない、どうして?

大好きな家族のはずなのに名前が思い出せない、聞いてもノイズが走る。

父「それよりもご飯にしよう」
兄「そうだね、今日は雪の大好物の……」

いつも通りの日常なのに、どこか違和感を感じる。

……ここは雪のいるべき場所じゃない。

雪「……えっ?」

誰の声なのだろう、知っているはずなのに思い出せない。

そうして私は同じ時を繰り返した。


この幸せな時間を
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