第6章 揺れる警視庁、1200万人の人質
ーー貴方side
この日、私はコナン君達と公園で遊んでいた。
雪「はい時間切れ〜」
今遊んでいたのは鬼ごっこ、子供達が私1人を捕まえるというルールで遊んでいた。手加減してギリギリ捕まらない距離を保っていた事は秘密。
歩美「後ちょっとだったのに……」
元太「雪姉ちゃんはやいぜ」
光彦「本当です、追いつきませんよ」
悔しがる3人に少し休憩と言って参加していなかったコナン君と哀ちゃんの元へ向かう。
コナン「運動神経良いんだから、もう少し手加減してやれよ」
雪「……してたよ?」
灰原「雪お姉さんって負けず嫌いよね」
雪「うっ……だってぇ」
2人は大人げないと呆れられ少し凹む私。だいぶ遊んだしと携帯を取り出し時間を見る、時刻はお昼前。
雪「少し早いけどお昼にしようか」
休憩していた元太君達が待ってましたと目をキラキラさせる。
雪「今日は博士がお金をくれたので思いっきり楽しもう!」
元・光・歩「「やったー!」」
コナン「おいおい……」
灰原「博士ってば……」
そうしてレストランへ向かう私達であった。
ーー萩原side
11月7日、雪の親父さんと隼斗が爆破事件で殉職した日。いつもなら墓参りに行っているが今は警察署にいる。
萩原「なんでこんな日に……」
時間があれば雪ちゃんに会って一緒にお昼でもと考えていたが、そう上手くはいかない。
松田「仕方ねぇだろ、電話が来たんだし」
陣平ちゃんの言う通り、爆弾を仕掛けたと電話が来たのだ。
萩原「例の事件だよねこれ……」
松田「だろうな」
俺が運転する車で爆弾があると言うレストランへと向かう。
萩原「今回で決着にしたいね」
松田「当たり前だ、あいつら為にもな」
俺達は雪の親父さんや隼斗のためにも犯人を捕まえると決意した。
そして到着したレストラン、事情を説明していたが混乱を避けるため営業はいつも通り行われていた。
松田「さっさと探すか」
萩原「じゃあ陣平ちゃんはあっちね」
店内に爆弾を探したら見当たらななかった。ドリンクバーの辺りを見て回っていると聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。
雪「研二さん?」
萩原「……雪ちゃん、どうして……」
雪「子供達とお昼食べに……」
まさかこんな場所で出会うとは思ってもいなかった。諸伏から聞いていたがレストランの場所も詳しく知っておくべきだったと。