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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第48章 忍び寄る影〜前編〜


ーー貴方side

雪「どうしたの?」
コナン「今の、知ってる人?」
安室「僕もそれが気になります」
コナン「雪姉ちゃんの事を見てた気がするんだけど」

どうやら今の男性は私を見ていたと話すコナン君に私は首を傾げながら知らない人でここ最近よく来るお客さんだと応える。

安室「僕も雪さんを見てるように思ったよ。この間、尾行されてたしね」
雪「えっ、あれって見間違いじゃなかったんですか⁉︎」
コナン「それっていつごろ⁈」
安室「3日前くらいかな……」

それは3日前にポアロの買い出しでスーパーに行った際の話。梓さんに頼まれ私と安室さんは買い出しへと向かった。買い物の途中、その男性が居たような気がしたが1日で何回も会うなんて事は無いと思い見間違いかなと私は思って気にせずにいた。

安室「まさかスーパーにまで来るとは思わなかったけど」
雪「で、ですね……」
コナン「え、それだけ?」
安室「それだけって?」

そう言うとコナン君はコソコソと組織の人では無いかと安室さんに聞いていたが、それは無いと安室さんは即答。私も頷き、もしそうだとしたら何故私を狙うのかとコナン君に伝えた。

コナン「それは雪姉ちゃんが……」
雪「私が?」
安室「コナン君」
コナン「……いや、何でもないよ」

何か言いたげなコナン君だったが安室さんに声を掛けられ話すのをやめてしまった。気になったが、きっと教えてはくれなさそうなので今は聞かない事にした。

雪「それにしても……コナン君は何でも気になっちゃうね」
コナン「そ、そうかな」
雪「あんまり無茶はしないでね?」

そう言って私はコナン君にアイスティーを渡した。



ーー降谷side

夕方になりコナン君が店を去った後、2人きりとなった店内で僕はバイトの時間が終わり帰り支度する雪に先程の件について注意するように伝えた。

安室「雪、あまり1人で行動は控えるんだぞ」
雪「あの男性の事ですか」
安室「あぁ、大丈夫だとは思うが何かあってからでは遅いからな」
雪「はい、分かりました」

そう言い注意をするように伝えると素直に頷く雪。もし何かあったとしても公安が隠れて警護しているので問題はないと思うが心配だ。

雪「でも、多分、大丈夫だと思いますよ」
安室「え?」
雪「多分ですけど、あの方は……」

カランコロン

桜井「雪、迎えに来たよ」
雪「あ、桜井さん」

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