• テキストサイズ

【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第47章 落ち着かないキャンプ


ーー貴方side

雪「私と散歩で良かったんですか」
降谷「ん?」
雪「その……いつも忙しいみたいなので」

零さんとヒロさんはある組織に潜入し、危険と隣り合わせの仕事をしている。今回のキャンプは時間を合わせて来てくれた様だったので、ゆっくり休まなくて大丈夫なのか心配していた。

降谷「あぁ、大丈夫だ。気にしなくていい」
雪「はい……あ、何か出来る事があれば言ってください。いつもお世話になってるので」

疲れていないと言う零さんにホッとしたが、いつもお世話になっている零さんに何かしてあげたいと思った。これは零さんだけでなくヒロさんや陣平さん達にも当てはまる。

降谷「突然言われてもな……」
雪「あ、今じゃなくても良いですよ」
降谷「……何でも良いのか?」
雪「えっ……わぁっ⁉︎」

急に真剣な顔になる零さんの顔を見て一瞬驚いた私は足元を見ていなかった事で転びそうになる。

降谷「っと……気を付けないと怪我するぞ」
雪「す、すみません……!」
降谷「……」
雪「……あ、あの……」

転びそうになった私を抱き止めてくれた零さん。小さく謝り離れそうとしたが何故か離してくれる様子が無く、どうしたのかと思い零さんの顔を見る。

降谷「……雪」
雪「は、はい……えっ」
降谷「……嫌だだたら、拒んでくれ」
雪「え……れ、零さ……んっ⁈」

チュッ

湖へ向かう道の途中、抱き止めた零さんの顔が近付き柔らかい感触が唇に当たる。

降谷「……」
雪「……」
降谷「……すっ、すまない」
雪「えっ、あ、あの……!」

柔らかい感触が唇から離れ、零さんに謝られる私だが未だに状況が飲み込めず焦っているとコテージの方から陣平さん達がこちらに向かって歩いて来ていた。

雪「!?」
降谷「あ、雪⁉︎」

私は思わず逃げてしまった。
/ 221ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp