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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第46章 彼女への想い


ーー松田side

萩原「陣平ちゃん、俺ちょっと行ってくる!」
松田「あ、おい!」

雪があんな風に怒ったのを見たのは初めてで、走り去る彼女を追い掛けようとしたら萩原が行くといい跡を追いかけて行った。俺も追い掛けようとしたが、まだやる事があったと冷静になり立野巡査に声をかけた。

松田「てめぇは、隼斗の知り合いだったんじゃねえのか」
立野「そうですよ……俺はなんで彼女に……正義の為に!」
松田「お前……」
伊達「……これ以上、喋るな」

雪に平手打ちを受けた頬を押さえながら、なぜこんな事をされたのか理解出来ていない立野巡査に班長は怒りの表情を浮かべながらゆっくりと話しだした。

伊達「守沢の正義と一緒にすんじゃねえ。お前がしたのは正義じゃなく犯罪だ」
立野「ぐっ……」
目暮「立野寿己男、お前を殺人の容疑で逮捕する」

班長はそう言い立野巡査の胸ぐらを掴んで静かに言い放つと手を離し、目暮警部が逮捕すると言いパトカーへと連れて行く。雪や萩原が気になったが仕事を放り出すわけにもいかないかと色々と考えていると佐藤に声を掛けられた。

佐藤「松田君はここに残りなさい」
松田「は?」
佐藤「萩原君と雪ちゃんの事、気になるんでしょ」

後は髙木とやっておくと言われ俺は少し考えたが、雪の事も気になるし佐藤の提案に乗る事にした。

松田「んじゃ、頼むわ」
佐藤「ええ、行くわよ髙木君」
髙木「はい!」

目暮警部にも伝えておくと言いい2人は去って行き、俺は萩原達を探しに走りだした。特に雪の事が心配だったからだ。

隼斗『あいつを幸せにしてくれ』

ふと頭の中で思い出す隼斗の台詞。それが1つのきっかけではあるが、俺は雪の事を大切に想っているからだ。

松田(あんな顔で出て行って……早く見つけねえと)

そして俺は走り出した。
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