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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第44章 ゾンビに囲まれた別荘〜ゾンビ襲来〜


ーー貴方side

コナン君と共に小五郎さんの部屋へと向かっていると、蘭ちゃんと和葉ちゃんの肩を借りて歩いている小五郎さんが廊下を歩いていた。

雪「ど、どうしたの⁈」
小五郎「ぞ、ゾンビが……」
雪「ゾンビ?」
蘭「雪、実はね……」

部屋を出た蘭ちゃんと和葉ちゃんは手洗いにトイレへ行こうとしていたら小五郎さんが体調も良くないのに歩いて来たらしい。ベッドへと運ぶと服部君も合流し小五郎さんに安静にと軽く注意した。

服部「こりゃあ、朝までここで待機やな」
和葉「え〜私お腹ぺこぺこや」
蘭「ここから歩いて3時間くらいの場所にコンビニはあるけど……」

暗いし映画みたいにゾンビが出そうで怖いと言う蘭ちゃんに和葉ちゃんも頷き少し怖がっていた。

コナン「大丈夫、ゾンビなんていないから」
小五郎「ゾンビ……ゾンビが……」

コナン君の言葉に反応する様に小五郎さんがカーテンの閉まった窓を指差しながらゾンビと呟く。

雪「さっきもゾンビって言ってたけど……」
服部「アホか、その目でよう見てみ!」

シャーッ

服部「ゾンビなん……て⁉︎」
蘭・和葉「「ひっ⁉︎」」

カーテンを開けると窓に張り付くようにして体が腐り目がどこを向いているのか分からない人間、ではなくゾンビが何人もいた。

服部「な、なんやこいつら!」
江尻・倍賞・理亜「「きゃあぁぁぁ」」
内東「この家、ゾンビに囲まれている!」

悲鳴と内東さんの声を聞き、服部君が小五郎さんを蘭ちゃんと和葉ちゃんに託し2階に上がるように指示し始めた。

和葉「でも平次は?」
服部「安心せえ、1匹たりとも通さへん」
服部「うん」

服部君の言葉を聞いて安心したのか2人は2階へと向かおうとすると蘭ちゃんが
私にも早く行こうと言ってきた。

蘭「雪も早く!」
雪「私は残る、服部君達のサポートをするから!」
蘭「わ、分かった!」

無事でいてと言われ3人が去っていくのを確認すると服部君とコナン君の元へ駆け寄る。

服部「雪、お前も早よ行け」
コナン「ここは俺達に……」
雪「戦力は多い方がいいでしょ」
コナン「だが、武器はこんなんしかねえぞ⁈」

椅子とマイクスタンドを手にしている服部君とコナン君。そして今にも窓を割ってきそうなゾンビにどうしたらと考えているとある事を思い出した。
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