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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第42章 ゾンビに囲まれた別荘〜プロローグ〜


ーー貴方side

私は蘭ちゃん達に誘われて一緒に群馬県を車で走っていた。運転手は小五郎さんで助手席には蘭ちゃん、後部座席には私とコナン君が座っている。

雪「私も良かったの?」
蘭「うん、ふわあ……」
小五郎「雪ちゃんもおれらの家族みたいなもんだしな」
雪「ありがとうございます。蘭ちゃん寝不足?」

小五郎さんに嬉しい事を言われて笑顔な私は、何だが眠そうな蘭ちゃんに夜更かしでもしたのかと聞くとコナン君が昨日の夜に映画を観ていたせいだと話す。

雪「映画?」
コナン「小五郎の叔父さんが借りて来たんだ」
小五郎「C級ホラー映画だからテレビじゃやらなくてな」

それはホラー映画で、ゾンビブレイドというホラー映画だという。小五郎さんが好きなヨーコちゃんが主演で出た映画らしく昨日の夜に3人で観ていたらしい。

蘭「雪はゾンビとか怖くないの?」
雪「うーん、ゾンビくらいなら平気だよ」
蘭「そうなの⁈……雪もあの映画観たら絶対に怖がるよ〜」

驚く蘭ちゃんは昨日の映画を観たら怖くなると言って来たので今度観てみてると返した。するとコナン君が小五郎さんにお腹は大丈夫なのかと聞いていた。数分前まで、お腹が空いたと言っていた小五郎さんだったが今は平気のようで順調に目的地に向かっている。

蘭「変な物、食べてないわよね?」
小五郎「んな訳あるか。お、そんな事より見えて来たぞ!」

そう言われて窓から外を見ると、森の中にぽつんとある別荘が見えて来たぞ。どうやら私達はこの別荘が目的地らしい。

蘭「ねえ、この別荘って昨日の……」
雪「昨日?」
小五郎「そうだ、ここはゾンビブレイドのロケ地だ!」

そう言いながら携帯で写真を撮り出した小五郎さん。昨日、蘭ちゃん達が観ていた映画の聖地巡礼に来たらしい。蘭ちゃんは怖くなったのか私の腕にしがみついて怖がっていた。

雪「大丈夫だよ、ゾンビなんていないんだから」
?「いや、そうでも無いみたいやで」

私の言葉に言い返すように言ってきた声。振り向くとそこには、大阪の名探偵である服部平次君と遠山和葉ちゃんが立っていた。

服部「久しぶりやな〜雪」
和葉「ほんま、元気にしてたか?」
雪「2人共、久しぶり〜元気だよ!」

和葉ちゃんは私に軽く抱きついて来き、それを見た蘭ちゃんも少しだけ怖さが和らいだようで暫く再会を喜んでいた。
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