第39章 緋色の弾丸〜無人運行と犯人〜
ーー降谷side
真空超電導リニアが無人運行という事で新幹線に乗って帰り始めていた時、座席に取り付けられたモニターでリニアについての仕組みや車内を見る事が出来た。
井上「では車内を見てみ……えぇっ⁉︎」
小五郎「あ、あいつら……‼︎」
モニターに通じ出されたのは車内とコナン君、そして女子高生探偵と名乗る世良という人物。彼らはどんどん前の車両へと進んでいる。
安室(何かを探しているのか)
小五郎「すみません、あいつらは俺の連れ出して……」
僕は映像で何かを探してるように見えて考えていた。小五郎さんは自分の連れだと言って謝り、次の駅で降ろしてもらえないかと聞いていたが開会式に間に合わせないと行けない為、一度制御室に連絡すると言い井上さんが席を立った。
小五郎「全くあいつらは……」
蘭「もうコナン君も……って、雪⁉︎」
安室「っ!?」
席に戻った小五郎さんに蘭さんもため息を吐いた時だった。コナン君達が走り出し個室の扉に手を掛けて開けると雪が縛られた状態で出てきたのだ。
「え、女の子?」
「なんで縛られているんだ」
蘭「お、お父さん雪が……!」
小五郎「どうなってるんだ⁈」
モニターを見ていた乗客や小五郎さん達は困惑。僕も一瞬驚いたが見つかった事に安心し、ヒロ達に雪が見つかった事と犯人を捕まえる事に力を入れろと連絡を入れた。
コナン『皆聞いて、アラン会長は病院でクエンチが起きた時ジョンさんと雪と一緒に拉致されていたんです』
そして探偵バッジが流れるコナン君の声。さて、君の推理をじっくり聞かせてもらおう。