第38章 緋色の弾丸〜トラブルと誘拐〜
ーー降谷side
未だに見つからない雪に不安を感じていた時、灰原という少女に雪はどこだと慌てて行ってきた。その様子からしてこのフロアには居ないと確信した。改めて探す事になり、僕はスマホで雪に電話を掛けてみたが繋がらなかった。
安室「繋がらないか……ヒロ、聞こえるか」
諸伏「聞こえるよ」
ポケットから小さい小型イヤホンを取り出し耳に掛けヒロを呼んだ。そして今、雪がどこにいるかを確認する。彼女には申し訳ないがスマホにGPSの追跡アプリを入れていた。
諸伏『東海コンビナートにいるみたいだが……何かあったのか」
降谷「ジョンさんと共に誘拐された可能性が高い」
居場所を教えてもらいヒロには後で連絡すると言って連絡を切り、コナン君へと電話を掛けた。
コナン『安室さん、雪姉ちゃんは?』
安室「恐らく拐われた、今は東海コンビナートで止まっている」
コナン『本当に⁉︎』
驚くコナン君は、ジョンさんもそこにいると話す。どうやら雪はジョンさんと共に拐われたらしい。
安室「僕は小五郎さんに伝えてくるから」
コナン『分かった、こっちは任せて!』
電話を切り急いで小五郎さん達の元へと戻る。途中、ヒロに事情を説明しコナン君が向かっていると話した。
安室(無事でいてくれよ、雪)