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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第4章 護りたい存在



ーーー諸伏side

諸伏「見た目はどするか……」
松田「顔バレしてるんだよな?」

組織には顔がバレている。偽名を使ったとしても顔が同じだと意味がない。

雪「あの……私の幼馴染の母親が変装に長けているので、お願いしてみましょうか?」

信頼出来る人だと言う事でお願いする。

諸伏「すまない、君を巻き込んでしまって……」
雪「いえ! 私が好きでやるんです、だから謝らないで下さい」

そうして俺の変装についても解決。そして今度は、彼女についての話しへと話題が変わった。


降谷「そう言えば、どうして雪はあの場所にいたんだ?」

降谷の疑問に全員が彼女に視線を向け理由を聞く。

雪「あ、それは……ちょっと気になる事があって」

そう言い持っていた鞄から日記を取り出した。

松田「……日記か?」
雪「……兄の日記です」
萩原「隼斗の?」

どうしてそんな物を不思議に思う俺達。彼女は手帳を開きあるページを見せた。

『あのビルの爆弾は何だったのか、彼は無事だろうか。
奴は何者なのか調べる必要がある』

見せてくれたページにはそう書かれていた。日付は隼斗が殉職する前日だった。

雪「部屋を片してたら見つけて……」
5人「「……」」

日記の内容には覚えがあった。だが今は彼女に言う訳にはいかない。これ以上、危険な目に遭わせたくない。

萩原「どうして、俺達に相談しなかったの?」
松田「1人で行動して危ないだろ。実際、危ない目に遭ってるし」

真面目なトーンで話す萩原と松田。こんな姿を見たのは初めてだったのか彼女の目に涙が溜まっていく。

雪「ご、ごめんなさい……でも気になって……諸伏さんの時も助けなきゃって……」

自分がどれだけ危ない事をして、松田達が怒るほど心配を掛けていた事に気付いた彼女は、涙を流しながら謝る。

伊達「まあまぁ、その辺にしておけって。雪も反省してるからさ」
降谷「……それに、雪がいたからヒロは助かったしな。今回はそれくらいにしてやれ」

雪は小さい声で改めて謝り、渋々納得した2人。これからは相談すると約束をし松田、萩原、伊達は帰って行った。

降谷「雪、今日は泊まっていくといい」
雪「……えっ?」
諸伏「ゼロ?」
降谷「色々あって疲れただろう。それに時間も遅い」

松田達に送って貰うと言った彼女だったが、降谷によってそれは却下された。

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