第37章 緋色の弾丸〜リニアの説明会と当日に向けて〜
ーーコナンside
ジョディ先生の車に雪と乗り真空超電導リニアのパンフレットを見せた。FBIが潜り込むのは難しくどうしたものかと考えるジョディ先生。
コナン「随分熱心だね、日本で起きた事件なのに」
ジョ「FBIが逮捕した模倣犯の模倣の可能性が高いからね」
今回の事件はFBIで捕まえるべきだと判断したと話す。するとキャメル捜査官がFBI本部との連絡を終えて車にやってきた。
キャ「FBI本部から狙撃の許可ぎ降りました」
雪「えっ……犯人を撃つんですか⁉︎」
コナン「そこまでするの⁉︎」
狙撃の許可を貰った事に驚いた雪と俺にジョディ先生はこれがFBIのやり方なのだとハッキリ告げた。
雪「赤井さんが……撃つんですか」
キャ「ええ、今連絡を取り合っている」
雪「そう、ですか……」
言葉に詰まる雪と無言の俺、狙撃は何としても阻止したいが難しいのだろうか。そんな事を思いながら車は発進し阿笠博士の家の前で降ろされた。
雪「阻止……出来るのかな」
コナン「それは……」
雪「……入ろうか、家に」
俺は応える事が出来ずにいると察したのか笑顔で家に入ろうと雪は言った。小さく頷き中に入ると大喜びの元太達がいた。
灰原「良かったわね、乗り換えてくれて」
コナン「だな、園子には感謝してる」
元太達には仮面ヤイバーショーのチケットを渡してリニアに乗らないようにした。雪も行くなら蘭は着いていくと言い仕方なくという感じだ。
灰原「あ、そうだわ頼まれていた物」
コナン「お、サンキュー。雪これ持っとけ」
雪「探偵バッジ?」
灰原に渡された物を俺は雪に渡した。それは探偵バッジだ、博士に頼んで早急に作ってもらった。
コナン「何があるか分からないから作ってもらったんだ」
雪「わあ〜ありがとう!」
実は欲しかった、と言う雪は喜んで着ている服に付けていた。そして雪は探偵バッジを付けて元太達の元へに行き楽しそうにしていた。
灰原「良かったね、喜ばれて」
コナン「お、おう……」
灰原「心配だからって事、彼女は気付いてるのかしらね」
どうだろうな、と返し雪を見つめながら俺は暫く当日の事を考えた。万一の時が来ないように犯人を早く捕まえないといけないと。