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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第33章 魔女の棲むお菓子の家〜事件と3人のパティシエ〜


ーー貴方side

園子ちゃんの言葉に少し怒った感じて反論した前田さん。きっとお菓子を愛しているからこその発言だろう。

目暮「しかし、凶器に出来るくらいの硬さのお菓子なんてな……」

ケーキにタルト、クッキーでは凶器にならないと前田さんと藤野さんは話すと森本さんが慌てて叫ぶ。

森本「何よ、飴で殺害し血が付いた飴を舐めたとでも言うの!」
松田「いやそもそも、凶器にならサイズの飴とか食えねえだろ……」
目暮「……ゴホン」
松田「すんません」

目暮警部の大きく咳払いをすると陣平さんは小さく謝っていた。でも彼の言う通り飴を食べるのは無理がある。

園子「なら溶かしたのよ」
目暮「加熱した鍋に入れて溶かした……という事か」
森本「そんな事してないわ!」

否定する森本さんに対し、園子は大きな物音を出しても1人だったなら可能と推理した。目暮警部も鑑識で鍋を調べれば分かる事だと言い、犯人が森本さんの可能性が高いと疑っていた。

コナン「あの人は犯人じゃない気がするんだ」
雪「私も違うと思うけど……どうして?」

コナン君は彼女から飴を貰った時に夢を聞いたらしく、夢を壊す様な事をするのかと私に教えてくれた。

雪「ならもっと捜査しよう、私も今の話を聞くと犯人じゃない気がするし」

そう言いながらやって来たのは藤野さんの厨房。テーブルにはチョコのかけらが散乱しており綺麗な厨房とは言えなかった。

コナン「……これは」
雪「これ、木屑だね……何に使ったのかな」

辺りを見て見るが特に木屑を扱う物は見当たらなかった。するとコナン君がハッとして分かったと私に言ってきた。

コナン「園子姉ちゃん昨日も来てて、ウッドチョコ体験なんてしてないって言ってたんだ」
雪「……えっ、つまり凶器は」
コナン「ああ、恐らくな」

コナン君の言葉で犯人と狂気が分かり皆の元へと戻ると園子ちゃんの推理ショーは終わりを迎えようとしており、私は大声を出し推理を阻止した。

園子「犯人は……」
雪「皆さん、全ての謎が解けました‼︎」
萩原「事件解けたの⁈」
目暮「ほ、本当かね雪君!」

私は頷き、コナン君と共に見つけた真実を語り始めた。
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