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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第27章 銀翼の奇術師〜予告状の意味、そして〜


ーー貴方side

ペンを樹里さんに渡した酒井さん、これだから手放せないとご機嫌な樹里さんはサインを書き終えると席を立とうとして座るを数回繰り返していた後カーテンの奥へと向かって行った。

雪(手洗いかな?……それにしても早い気がする)
酒井「ちょっと真佐代さん、チョコレート」
矢口「は、はい」

酒井さんに言われチョコの入った箱を取り出していた。



ーーコナンside

矢口さんがチョコを取り出していた時、樹里さんは立ち上がりコックピットの方へ歩いて行ったので着けてみた。操縦士と知り合いらしく指に口付けをした後座席の方へと戻ってきた。

矢口「牧さん、チョコレート」
樹里「ありがとう」

彼女は少し悩んだ後、一つのチョコを選び口にいれ指についたパウダーチョコを舐めた。小五郎の叔父さんもチョコを貰い口に放り込んだ時だった。

樹里「うぐっ……!」
全員「「?!」」

突然苦しみ始めた樹里さんに全員が何事かと立ち上がる。膝をついて苦しんでいた樹里さんはそのまま倒れ込んだ。全員が駆け寄った時には時すでに遅かった。

小五郎「……」
コナン「叔父さん、アーモンド臭がする」
小五郎「あぁ、青酸中毒だな」

伴さんがチョコレートに毒が入っていたと言った瞬間、同じチョコを食べていた小五郎の叔父さんの顔が青くなっていく。

コナン「大丈夫だよ、もし入ってたらとつくに症状が出てるもん」

それを聞いて落ち着きを取り戻した叔父さんは一先ず座席に運びシートを被せた。そして機長に報告すると、他の乗客には到着するまで秘密にすると言う事で話は纏まった。

英理「でも犯人はどうやって毒を?」
伴「チョコレートに決まってる、食べた途端に苦しんだんだ」
小五郎「それは俺も同感だ」

そう言ってチョコを配っていた矢口さんに視線が集まる。だが彼女はそんな事はしていないと否定した。

矢口「このチョコは今日の午後に銀座で買った牧さんのお気に入りのチョコで……ねえ、なつきさん」
酒井「ごめん、見てなかった」
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