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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第26章 銀翼の奇術師〜怪盗キッド〜


ーーコナンside

怪しい警備員を追って辿り着いたのは屋上。

コナン「もうゲームは終わりにしようぜ、コソ泥さん」

俺は目の前に立っている警備員に降参しろと告げる。

?「そうだな、君と隠れんぼするには……日が暮れ過ぎたよ」

そう言いながら自分の服を引っ張り、警備服から白のタキシード姿へと変わり服に着いたマントはひらひらと風に靡いていた。

キッド「……探偵くん」
コナン「フッ……軽口叩けるのも今の内だ」

俺はキック力増強キューズに手を掛け起動させた瞬間、トランプ銃を構えたキッドが発泡。なんとか交わしサッカーボールで反撃したがひらりと交わされてしまった。

雪「や、やっと追いついた!」


すると息を切らした雪が、やっと着いたと言って現れた。

コナン「来るな雪!」

パシュンッ

キッド「お嬢さん、今俺らは取り込み中なんでね」
雪「えぇ……⁉︎」

トランプを交わしながら俺はどんどん後ろの手すりの方へと下がっていった。



ーー貴方side

屋上へ着くとコナン君とキッドが交戦していた。そして私に来るなと2人は言う。

雪「着いてこいとか来るなとか……私はどうすればいいのよ」

もう私は要らないのでは、なんて思っていた時だった。トドメだと言わんばかりのトランプがコナン君の足元に刺さり、バランスを崩した彼は手摺の外へと飛び出してしまだた。

雪「え、うそっ⁉︎」
キッド「っ‼︎」
雪「キッド‼︎」

私は手摺に向かい覗き込むと落下するコナン君が見えた。キッドはすかさずハンググライダーを出してコナン君の元へと向かう。こう言う所は良い人というか格好いい所だと思う。

雪(も〜、無事でいてよ⁉︎)

私はきっと大丈夫だと思いつつも急いで屋上から降りていった。
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