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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第25章 銀翼の奇術師〜プロローグ〜


ーー貴方side

軽く挨拶をした酒井さんは支度の続きを始め、子供達は楽しそうに中へと入っていった。

歩美「広ーい!」
光彦「花がいっぱいですね」
元太「すっげ〜!」

目をキラキラさせながら騒ぐ子供達に小五郎さんは樹里さんに軽く謝っていた。樹里さんは少し嫌そうな感じもしたが、構わないと言っていた。ふと目に止まった写真について小五郎さんが質問する。

小五郎「樹里さん、ダイビングをおやりになるんですか?」
樹里「まだ始めたばかりですけどね」

じゃあ今度一緒に、と誘われていた小五郎さんに、やった事ないとジト目で見る蘭ちゃん。私は哀ちゃんと歩美ちゃんがテーブルにある化粧道具を見ている事に気付き2人の側へ行く。

雪「お化粧道具?」
灰原「そうね」
歩美「あ、これファンデーションって言うんだよね」

ファンデーションを1つ手に取る歩美ちゃん、やはり女の子だなと思っていると酒井さんに声を掛けられ歩美ちゃんの手からファンデーションを取り上げた。

酒井「君達、お化粧に興味持つのはまだ早いぞ?」
雪「す、すみません……」
酒井「ん〜、君はコレかな……うん、似合う」

私が謝ると何故かリップを塗られ淡いピンクが似合うと褒められた。そして化粧道具を片した酒井さんは歩美ちゃんと哀ちゃんにウィンク。

酒井「子供は子供らしくね、貴方もリップくらいが丁度良いわ♪」
歩美「はーい」
雪「は、はい……」

私達にはメイクは早いと言い彼女は部屋から去っていった。ふとコナン君が私を見ていたのでどうしたのかと聞く。

雪「どうかした?」
コナン「え、あ……別に///」
雪「そう?」

なんだが顔が赤いな、なんて見ていたら、扉からノックが鳴り舞台に出るらしき人物が入ってきた。

成沢「あ、名探偵の毛利小五郎さんですね」

小五郎さんのファンらしく会いに来たナポレオン役の成沢文次郎さんは、ジョセフィーヌの親友役の田島天子、ジョセフィーヌの恋人役の新庄功、演出家兼パトロン役の伴享さんを紹介してくれた。

?「皆さんお揃いですな」 
小五郎「中森警部まで」

最後に入ってきたのは中森警部と数名の刑事。控え室はあっという間に賑やかになった。

灰原「この中にキッドがいるかもね」
コナン「変装はあいつの十八番だからな」
雪「もういるって事?」
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