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【名探偵コナン】恋愛ダイスロール

第21章 異次元の狙撃手〜見えなかった事実〜


ーー貴方side

皆で作った地図を絶賛し、私が色を付けたらもだと凄いだろうねと言うと子供達は少し残念そうな顔をした。

雪「どうしたの?」
歩美「ベルツリーに行った時、西側しか撮影出来てなくてビルの色が分からないの」

塗る前にもう一度登りたいね、と話す子供達に園子ちゃんがな立ち上がり見に行ってみようと提案してきた。

園子「修理は終わったんだけど、再開が未定でね。今なら貸切よ」

そう言われ喜ぶ子供達、また見に行けるなんて少し羨ましい。そんな事を思っていたら私も来ないかと誘ってきた。

園子「雪も折角だし来ない?」
雪「私も?」
園子「さっき医者に聞いたら、今日だけなら良いってさ」

いつの間に聞いたのか許可はしっかり貰っているらしく、蘭ちゃんも付き添うからと言ってくれている。行ってみたいが、こんな事があった後で良いのかと陣平さん達を見た。

松田「……良いぞ」
雪「い、いいの……⁈」
松田「本当は行って欲しくないが、行きてえんだろ」
萩原「強引に引き留めたくはないからね」

ただし些細な事でも連絡するようにという事で了承し、その時を楽しみにする事にした。



ーーコナンside

ベルツリーにもう一度行けると喜ぶ皆を余所に俺は探偵団が作った地図をじっと見ていた。

コナン「これ、模型も縮尺が合ってるんだよな」
灰原「えぇ」

立体化された地図に近付くと何かが見えて来そうな気がして色んな角度から見ていると元太がある事に気付く。

元太「面白え、こうやってしゃがんで見るとビルの高さが同じのがある」
コナン・世良「「っ‼︎」」
コナン「悪い、ちょっと見せてくれ」

まさかと思い元太のいた場所からしゃがんで地図を見て理解をした。

コナン(この事件の鍵を握るのは二次元ではなく三次元でやっと繋がるんだ)
雪「……」

更に見ていくと、第一狙撃場所と第二狙撃場所の高さが同じと分かり、残りの第三と第四を確認する。そしてしゃがみ込みそれぞれの狙撃場所を線で繋ぐと等脚台形になった。

コナン(そして、真ん中にあるベルツリーを狙撃場所としたら……正五角形)

頭の中で線を繋ぎ導き出した形は偶然出来るものでは無かった。世良も気付いた様で行こうと立ち上がる。

コナン「蘭ちゃん、用事出来たから世良の姉ちゃんに送ってもらう!」
世良「じゃ、僕達は行くね!」
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