名探偵コナン×呪術廻戦【クロスオーバー】「碧眼の零」
第4章 夏油傑という男
ー神宮寺真宵自宅 ー
「イロハ、ただいま」
「ニャーオ」
家に出迎えてくれたのは、
真宵の飼って居る三毛猫、イロハだ
ポアロで働いている榎本梓に
『私の家で飼って居る猫が、
子供を産んだから一匹要らないかな』
と言われて貰った猫だ。
イロハという名前はあの有名な古典の詩
「色は匂えど散りぬるを〜」から取った。
真宵は元々、呪術師の家系で生まれ育った為
日本の古典文学をお稽古の一環として
読まされていた。今でも趣味で源氏物語や
竹取物語など数々の古典作品を読んでいる。
「イロハ、どうしよう・・・長期の捜査に
なるから面倒を見てくれる人が居ない」
「あっ、そうだ、大家さんに頼もう!!」
真宵はアパートの大家さんの部屋に行った。
ー ー
(ピン〜ポン〜♪)
(ガチャ)
『はーい、って真宵ちゃん』
「いつもお世話になって居ます」
「あの、明日、仕事で長く家を開けるので
飼い猫のイロハを預かって欲しいですけど」
『ああっ、全然良いわよ』
「餌やりだけで良いので」
「イロハを引き取れそうなら
また家に戻ります」
『オッケー、状況は分かったわ』
『ねぇねぇ真宵ちゃん
夜ご飯に残ったカレーがあるけど
タッパーで持っていく?』
「ええっ、良いんですか、本当に」
『明日、猫を預かる時に洗って返して
くれたら良いから』
「ありがとうございます」
(やったー!!大家さんにカレー頂いちゃった!!)