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名探偵コナン×呪術廻戦【クロスオーバー】「碧眼の零」

第5章 高専捜査開始


ー (お風呂の中) ー

『真宵ー、何でバスタオル巻いてるの』

「決まってるでしょ、恥ずかしいからじゃん」

真宵はバスタオルを巻いて
恥ずかしがっていた。

すると悟が真宵の耳元で囁いた。

『じゃあ、もっと恥ずかしい事する?』

真宵は悟の発した言葉に反応して、

「バカ、する訳ないでしょ」

『嘘、嘘、冗談だからさ』

『はぁー、可愛いなぁ真宵は』

「昔、そんなキャラだったっけ?」

『燈子が呪詛師になった時に変わったんだ』

『同じく、傑が呪詛師になってしまった
 幼馴染として真宵を支えてあげない
 といけないなぁと思ってさ』

「なんか、色々と変わったね、悟」

「昔だったら、誰が助けるかよとか言って
 助けてくれなかったのにねー」

『真宵もさ、昔だったら、俺に会ったら
 オメーみたいな奴とは連みたく無いんだよ
って言って俺の足踏んでた癖にね』

「あの頃は私も思春期真っ只中だったから」

『だけど、好きな物を語る時の仕草があの頃と
 同じだなぁと思って懐かしくなったよ』

「戻りたいよ・・・あの頃に・・・傑と燈子が 
 居た青春時代に戻りたい」

「でも、時間はそうさせてはくれない、どんなに
 失っても前に進んで行くしかない。皮肉な事に
 それが現代社会の縮図なんだよ」
 
真宵はその言葉を発した後、泣いていた。

『大丈夫、俺が真宵の記憶
 全部忘れさせてあげる』

『だって、俺出来る人だもん』

「人のトラウマは簡単には消せないよ
 今まで生きていた人が次の日には
 事件現場で亡くなっているからね」

「私はそうゆう人を見てきてるから」

真宵は泣きながら笑っていた。

『真宵駄目だよ、自殺したら
 もし、今度自殺しようとしたら、
 本当に監禁するからね』

悟は真宵を離さないようにきつく抱きしめた。

「苦しいよ、悟、私、息が出来ない」

『嫌だ、絶対離さない、死んだあの世でも
 二人で一緒に居よう』

「なんか、子供みたい」

真宵はクスクスと笑った。

「のぼせるといけないし、上ろうよ」

真宵と悟はお風呂から上がった。
 









 
 
 








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