名探偵コナン×呪術廻戦【クロスオーバー】「碧眼の零」
第4章 夏油傑という男
2016年10月
ー警察庁警備局警備企画課0(ゼロ)ー
『神宮寺、これを観て欲しいのだが』
「降谷さん、これは一体?」
降谷が渡して来たのはUSBメモリだった。
『この中に夏油の犯罪予告が入れてある』
『動画サイトに投稿されてた物だ』
『これを神宮寺に観て欲しいんだよ』
「何でですか?」
『これから神宮寺には夏油傑について
捜査して貰おうと思う。
だから捜査の一環としてこの動画を観て
欲しいのだよ』
「分かりました、ありがとうございます」
神宮寺は公安のパソコンをUSBメモリに
接続して降谷と風見と神宮寺で動画を視聴した。
ー 夏油傑の犯罪予告動画 ー
「はいはーい、猿の皆様お元気ですかー??」
「えーっ、皆さんは、世の中行き辛いと思った
経験はありますかー?」
「人間生きていれば、誰しも行き辛いと思った
経験はあるでしょう、私も呪詛師になるまでは
自分は社会には適応出来無い人間なんだと、
悩みました」
「そこで、皆さんに一つ提案があります!!」
「世の中をちょっとでも生き易くするのに
存在しているのが我々、呪詛師なのです。」
「ニュースやネットや週刊誌などのメディアでは
呪詛師は悪だ、今すぐ取り締まるべきだと世間を
大変賑わせておりますが、どのヅラを下げて言っ
てんだと私は思いますねぇ。全く素人の癖にと
私は思います」
「呪詛師は悪では無い、悪なのはそれを取り締まる
警察が悪いのだと私は思いますねぇー。」
「警察の人、観てるんでしょ、私の事
捕まえてみれるもんなら、私を捕まえて
みて下さいよ」
「後、来たる、12月24日、日没と同時に我々は、
警察と呪術師を人質にした百鬼夜行を行う!!」
「場所は呪いの坩堝、東京、新宿!!」
「呪術の聖地、京都!!」
「思う存分呪い合おうじゃ無いか」
「そして、警察の皆んな、震えて、眠れ」
そこで動画は終わってしまった。