名探偵コナン×呪術廻戦【クロスオーバー】「碧眼の零」
第5章 高専捜査開始
ー 五条悟自宅 ー
『ここが僕の部屋、入って良いよ』
「お邪魔します」
悟のマンションの部屋は3LDKと一人暮らしを
する男性にとっては、とても広い部屋だった。
悟の部屋のレイアウトは黒を基調とした、
シンプルなインテリアばかりで、金持ちの
社長が暮らして居そうなリッチな部屋だった。
『ここの空き部屋、使って良いよ』
悟が案内してくれた空き部屋は、何も使っていない
広い部屋が真宵の為に用意してくれた部屋だ。
「でも、私、家具が無いよ」
「警察の仕事もあるし」
『じゃあ、暫くの間、僕の書斎使ってよ』
『今度の休日に真宵の家具は取りに行けば
良いし』
「まさか、業者呼ぶ気?」
『うん、引っ越すでしょ』
ー 真宵の心の声 ー
(はぁ!!!聞いて無いよ、一言も)
(何、もう同棲前提なの?)
(大家さんに何て言えば良いんだろう)
(彼氏と同棲するから引っ越す事になりました?)
(ってか、彼氏じゃねぇだろ)
(じゃあ、幼馴染と同棲する事になりました?)
(そしたら、矛盾している事になるし)
(どうしたらいいのだろう)
ー ー
『真宵』
「何?」
『燈子が呪詛師になった時さ、俺、真宵の
事が心配になったんだよね、真宵も同じ道に
辿って仕舞わないかなって』
『でもさ、真宵は大丈夫って言ってたんだよね
でも、まさか、あんな事になるなんてね』
真宵は燈子が呪詛師になった後、
公安の上層部や警察の上層部に責められていた。
真宵は、燈子を呪詛師にしてしまった
事を認めて、燈子の問題は自分の責任にあると
自分自身を責めてしまい真宵は駅のホームで
飛び込もうとして居た。
そこに、偶然、通りかかった、悟が
止めに入り、真宵の命は助かった。
『俺さー、呪術連の上層部も嫌いだけど、
警察の上層部はもっと嫌い』
「なんで?」
『真宵を死なせようとしたから』
『お前らも真宵と同じ様な目に
遭わせてやろうかと思ったよ』