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名探偵コナン×呪術廻戦【クロスオーバー】「碧眼の零」

第4章 夏油傑という男


「うーん、どの服持って行こう」

「私、職業柄、ジャージを持ってない
 んだよねぇ、パーカーはあるけど」

真宵はクローゼットの服を眺め
ながら、明日の潜入捜査の荷物を纏めていた。

「はぁ、降谷さんに怒られそう。
 なんでこんな物も用意して無いんだって」

「高専時代に使ってたジャージを持ってくか」

「だって、今日言われたのに用意出来ない
 でしょ。はぁ、もっと早くに言ってよ」

真宵は上司の愚痴をブツブツ言いながら
スーツケースに潜入捜査の時に着る服を纏めて
いた。

「あっ、そうだ、パソコンと公安の通信機と
 夏油傑の資料と化粧品と私服を入れれば」

「よし、これで出来た」

真宵はスーツケースに荷物を纏めた。

「あと、大家さんのタッパーを
 洗って置かなきゃ」

真宵は大家さんのタッパーを洗って
いた。

すると、風見から電話で連絡が来た。


『神宮寺、明日、朝6時に神宮寺の
 自宅に迎えに行く。だから夜更かしだけ
 はするな、捜査に支障をきたすから』

「分かってますって、風見さん
 小学生じゃあるまいし、ちゃんと寝ますよ」

『なら、良いのだが』

「んじゃ、私そろそろ寝ないと」

「電話切りますね、風見さん」

『嗚呼、寝坊だけはするなよ』

『おやすみ神宮寺』

真宵は電話を切った。


「どうしよう、朝6時かぁ」

「大家さんに一筆、書いて置かなきゃ」


真宵はコピー用紙を用意して、
大家さんに一筆書いた。


ー ー
アパートの大家さんへ

明日、家を出るのが早朝なので、

部屋の302号室の鍵を開けてイロハを
引き取ってください。

後、台所の机の上にタッパーが置いてある
ので持って行ってください。

イロハを宜しくお願いします。

神宮寺真宵より

ー ー

真宵は大家さんのポストに手紙を入れた後、
高専の潜入捜査に向けて就寝した。



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