第134章 君の元へ
お腹の奥に液が溢れてくるのがわかった。
「…全部。受けとめてくれるんだろ?」
指先を私の下腹部に這わせ、満足そうに降谷さんは私を見下ろした。
「…抜くと…出ちゃいそう…。」
「じゃあ、もうこのまま挿れておこう。」
くすくすと笑い、私の乱れた髪の毛を撫でてくれた。
「お腹…違和感…。」
「そうなのか?まぁ…結構出たから。悪い。」
「ううん…いま…すっごく幸せ。」
「僕もだ。ありがとうめぐみ。」
私も微笑み彼の肩に手を伸ばして、赤くなってる傷に気付いた。
「あ…ごめんなさい。引っ掻いちゃった…。」
「構わないよ。」
降谷さんは自分の肩を撫で、嬉しそう笑った。
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ご飯も食べず、私たちは何度も身体を求め合った。
2ヶ月の穴を埋めるように。
「部屋を解約して、家財道具も片付けたら、すぐ行こうね。」
「あぁ。」
布団の中で降谷さんの腕枕で二人で天井を見上げながら、のんびりと話をした。
「早く梓さんやローラさん達みんなに会いたい。」
「みんな待ってるよ。」
「みんな元気だよね?」
「あぁ。」
よかった。と、私は降谷さんの胸に擦り寄った。
「ところで。」
「んー?」
降谷さんは私の髪の毛の先をいじりながら、話し出した。
「僕の全部欲しいって。あれはプロポーズでいいか?」
「…えっ!?」
「ありがとう。めぐみ。嬉しいよ。」
「えっ!?ち、ちがっ!」
私は上半身を起こし、にこにこ笑う降谷さんを見下ろした。
「なんだ、違うのか?」
「そんなつもりは全くなくて…!」
「…したくないのか?」
「いやっ!したくないわけでは…!」
「…するのか?」
「もうっ!いじわるしないで!」
くくくっと笑って降谷さんは私の頬に手を伸ばし、
「それについてはまた今度な。」
と、意味深に言うのだった。