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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第133章 むかえに。


警視庁の端にある喫煙所、そこに赤井はいた。

小塚製薬は根こそぎ逮捕した。ここまで2ヶ月かかった。
いや、FBIと日本警察が協力し、たった2ヶ月で全てを片付けたのだから早い方だろう。

小塚と関わった建設会社も全て一掃し、後は日本に未だいる、めぐみを狙う組織がいくつか残っているだけだ。



「ふぅーーー。」


日本の狭い喫煙ルームは掃除が行き届いて綺麗だと、赤井は思った。



「ここにいらっしゃったんですね。」

煙に少し顔をしかめながら入ってきたのは風見だ。
この2ヶ月顔を合わせることが多かった分だいぶん和やかに話せるようにはなった。


「あぁ、足の具合はどうだ。」
「もうなんともありません。通常業務に戻ります。」
「そうか。…降谷くんは。」
「今日も上に掛け合ってます。」
「まだ上は許可してくれないんだな。」


赤井がそう言うと、風見は視線を下げた。


「…そうですね。難しい問題です。」


「FBIとしては、国際指名手配していた我が国の何人かの容疑者をこちらに手柄としていただいたので、そろそろ手をひこうと思ってる。」
「今までご協力感謝いたします。こちらがその資料になります。」
「助かる。君は降谷くんの部下だったか?優秀な人間が多いな。」
「恐れ入ります。」


一旦静かになり、赤井はタバコを灰皿に押し付けた。


「降谷くんの要望が通るといいんだがな。じゃあ、俺は帰るよ。」
「はい。お疲れ様でした。」











■□■□■□■




「だめだ。何度言われようと許可することはできない。」


ピシャリと言われ、机の前に立っていた降谷はギリっと奥歯を噛み締めた。

「彼女は被害者です。こちらに帰ってくるのを希望していたんです。」
「しかし、元々あちらの世界の人間だ。こちらに来る必要はないだろう。」
「私を助けるために薬を飲んだんです。」


机をバンッと叩き、降谷は前に座る二人の上司に懇願した。

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