第133章 むかえに。
赤井とコナンが走り、風見が示した方へと向かうと、降谷は男3人を拘束し、一人の男に銃口を向けていた。
「安室さーん!!」
コナンが叫び、降谷の元へと駆けつけたが降谷は二人をチラリとも見ることはなかった。
眉間を寄せ、今にも引き金を引くのではないかといった様子だ。
「安室さん!」
「その大男は重要な人物です。」
1番ガタガタと震え、地面に伏せている男。
他の二人は手錠をかけられ、不服そうにしている。
「…めぐみはどこだ。」
キョロキョロと赤井が周りを見渡しながら言うと、降谷は声を少し荒げて答えた。
「来るのが…!来るのが遅いんですよ!もう少しあなたがくるのが早ければっ!」
「…。」
「めぐみさんは!?どこなの!?」
コナンは倒れているローラと香山に気付きそちらに走った。
そこにめぐみもいるのではないかと思ったからだ。
「救急車は呼んでるの!?」
「えぇ。」
銃口を下ろし少し項垂れる降谷に赤井は近づいた。
「めぐみはどうした。連れて行かれたのか?」
「…薬を自ら飲んで帰ったんですよ。ずっと隠し持ってたようです。」
「…。」
「…すみません。貴方にあたりました。」
早く来ないからこんなことになったのだと、責めたことを降谷は赤井に謝罪した。
八つ当たりも、謝罪も降谷にしては珍しい…というより初めてではないかと赤井は思った。
それほど気が動転しているのか、落ち込んでいるのか。と、赤井は降谷を見下ろした。
「それで?」
赤井は降谷にそう言うと死んだ目をした降谷がイラッとしたように赤井を見た。
「それで?めぐみはもういないんです。帰ったんですよ。聞いてなかったんですか?」
「聞いた。」
「もう何もかも終わったんですよ。あとはこの研究員を問い詰め、小塚を一掃して事件解決。以上おしまいですよ。」
「めぐみはどうするんだ。」