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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第131章 最終章【コーヒーはミルクだけ】


「めぐみ!ダメだ!」

降谷さんが私に向かって叫んだが、私は降谷さんの方を見なかった。


「いいな、貝山。実験に快く協力してやる代わりに、あの人に手を出すなよ?」

総長の口調でいうと、貝山は嬉しそうに頷いた。


「ゼロがこちらに手を出さない限り、こちらから手を出すのはやめると約束しよう。」
「じゃあ、その銃を貸せ。」
「…それは無理だな。」
「ちっ、別に撃ちゃしねーよ。撃ち方もしらねーし、そもそも私はこういった卑怯な武器が大っ嫌いなんだ。」

手のひらを貝山に差し出し、銃を受け取ろうとした。


「そうだったね。めぐみちゃんはその辺にある鉄パイプや椅子とかを使って喧嘩するのが好きだったもんね。」

漫画の中の話だろう。

何かを思い出しながら貝山が言った。



「ほら、貸せ。」

貝山は銃を私に差し出しので、私はそれを両手に抱きしめるように抱え込んだ。


これで、降谷さんを撃つことは出来ない。


ーーー…あとは。



私は降谷さんを見つめた。




降谷さんも心配そうにこちらを見つめている。


ーー…早くしないと、ローラさんの出血も心配だ。

もうすぐコナンくんたちも来てくれるはず。




「最後の挨拶をさせて。」
「少しだけね。」




私は貝山の横で、降谷さんの方を見た。


「沢山ありがとう。コナンくん達にもお礼と…あ、赤井さんと喧嘩ばっかりだめだよ。」
「…だめだ、めぐみ。」
「梓さんやマスターにも…伝えてもらっていいかな。」
「…めぐみ。」
「他の捜査官たちにも、最後私のせいで迷惑ばっかり…いっぱい謝りたかった。」
「…めぐみっ!」


「約束守れなくってごめんなさい。でも…これしか思いつかない。」

「めぐみっ!」



私はズボンの中の手を入れ、薬を取り出した。




「ばいばい。」

ーーー…零さん。




小さな白い錠剤を私は口に含み飲み込んだ。

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