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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第131章 最終章【コーヒーはミルクだけ】


「…風見が心配だ。」
「え?」
「風見の携帯を盗んだのか、奪ったのか…。」
「あっ、そうか。」


風見さんの携帯から降谷さんにメールが来たのだから、風見さんの身に何かあったと思うのが自然だ。


「ただのハッキングならいいんだが。」
「…やっぱり警察関係者の中に小塚の人が入り込んでるってことかな。」
「あんまりそう思いたくないがな。…警察、というより公安の中にいる。」


ーー…公安の中に。




みんな命をかけて仕事をしているその仲間を裏切っているーー…。



降谷さんを見上げると、悔しそうな表情を浮かべていた。
指揮を取る降谷さん。
FBIやコナンくんと一緒になって小塚を捕まえようとしているのに、その同じ仲間の中に情報を小塚に渡していると考えただけで、降谷さんにとってこれ以上許せないことはないだろう。





移動手段が断たれた今、私たちは身を隠しながら進んでいた。


「ストップ。…誰かいる。」

視線の先にはスーツを着た数人の男女。

ローラさんと香山さんだ。
まだこちらには気づいていないようだ。


ーーよかった。合流できそうだ。


「合流しよう。恐らくもうすぐコナンくんや赤井もくるはずだ。」






香山さんは倉庫にあったボロいパイプ椅子に腰掛け、その横にローラさんが立っている。



私たちは二人の方に向かった。

ローラさんとは喧嘩ばっかりで姿を見るたびに、ため息が出ていたけど、今はローラさんを見て安堵した。



「ローラさん!」

私は笑顔で手を振りながら声を掛けた。

振り返ってローラさんは、顔面蒼白で私たちを見た瞬間首を振った。


ぐっと、腕を引かれ口元には誰かの大きな手のひら。


「…めぐみっ!」

私のすぐ前を歩いて降谷さんは私を振り返って、手を伸ばしたが届くことは無かった。




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