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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第130章 そんなの知らないっ!


バックミラーを見ながら、次は左にぐいっと曲がる。

私は身体を持っていかれないように必死に耐えた。



「降谷さんの愛車のナナちゃんの中で、事件の真っ最中。こんなドキドキするシチュエーションの中で…って、私たちらしいと思わない?」
「くっ!そんなの知るわけないだろうっ!」
「あっはは!」

「舌噛むぞ!」

そう怒鳴られ私はぐっと口を閉じた。


「もう一回言わせるからな!後で絶対!」
「うん。ちゃんと言わせて。降谷さんが好きって何度でも…!」


わしゃっとすごく乱暴に頭を撫でられ、降谷さんはまた再びバックミラーを睨みつけた。


「これを。」


運転しながら、もぞっと腰辺りから銃を取り出し私に差し出した。

「…は?」
「後ろに向かって撃て。」
「…は!?」

「大丈夫当たりはしない。威嚇射撃だ。」
「む、無理だよ!」
「構え方撃ち方は前教えただろう。」
「…!」


降谷さんの顔は真剣で冗談を言ってるようには見えない。
ーー…本当に?


私は恐る恐る銃を受け取った。

ーー…ずしっとやっぱり重い。



「セーフティは外した。ぐっとしっかりグリップを握れ。」

ゴクリ唾を飲み込んだ。


助手席の窓を降谷さんは全開にした。


一気に冷たい風が車内に入ってきて一気に頭が冷めた気がした。


「私が顔を出して撃ち返されない?」

「相手の狙いはめぐみだ。大丈夫絶対に撃ってこない。さっき一台撒いたから後2台。仲間がまた合流してくるかもしれない。」
「…わかった。任せて。」

「次曲がったら直進だ。出来るか?」
「うん。」


私は靴のまま座席に乗り上げ、いつでも窓から顔を出せるよう銃をしっかり握った。

降谷さんのニット帽を耳まで下げ、髪の毛が風で邪魔にならないようにして……


「めぐみ、曲がるぞ。」
「はいっ!」

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