第129章 真実
楽そうなルームウェアに着替えた降谷さんはリビングに来てソファに座ったので、私も彼のそばに向かった。
「ご飯は大丈夫?」
「あぁ、ありがとう。向こうで済ませたよ。連絡すればよかったな。」
「ううん。明日も食べられるやつだから。コーヒー淹れる?」
「いや…。」
降谷さんはこっちをじっとみて手招きした。
「ローラからの報告とFBIやコナンくんの協力のおかげで全貌が見えてきたんだ。めぐみ、おいで。」
ドキッとして、私はゆっくりと降谷さんの横に座った。
「ローラさんは大丈夫だった?あんな危険なところ…。」
「あぁ、むしろ優秀でかなり内部まで探ってるよ。」
メガネにポニーテールで、白衣を着てコツコツ歩く姿が容易に想像できた。
「めぐみ。簡単に話をする。」
「うん。」
「めぐみは薬を飲んで、こっちの世界…つまり、君の言う本の中に入ってきたと思ってるんだろう?」
「…本の中って…知ってたの?」
「あぁ、コナンくんに聞いた。詳しくは言ってくれなかったが。」
私は降谷さんには異世界に来たと入ったけれど、コナンくんが主人公の本の中だとは言ってなかったはずなのに。
「…ごめんなさい。言いづらくて。」
「いや、めぐみ。違ったんだよ。」
「…?」
違う?
ーー…どういうこと?
「めぐみ。君が本の中から出てきたんだ。」