第128章 誓い
「次はこれだな。名前が写ってないのはもうこれくらいしかないな。」
そう言って一枚の写真が載ったパソコンの画面を覗いた。
警察学校の門の前で全員が写った写真だった。
みんな笑顔で写ってる。
「これ何歳?」
「22だ。」
「ふふ、降谷さん変わらない。可愛いー。」
「誰が童顔だ。」
「あはは。」
コツンと頭をこづかれ、笑いながらパソコンの画面に顔を近づけた。
「あとは松田と諸伏だな。」
「ふむふむ、松田さんとは馬が合わず喧嘩したりしてたんだよね。」
「よく覚えてるな。」
「うん。」
前の方で肩を組み、くしゃっとした髪の毛にやんちゃそうな顔をした男性。
「絶対この人だ。松田さん。」
「そう、正解。最後はヒロだ。」
私は1番左に写る、カメラ目線で膝に手を置き写る男性を見た。
「ーーあ。この人…。」
「ん?」
優しそうな笑顔に、綺麗な目。
「私、知ってる。」
「…え?」
「ずっといつか会えたらって思ってた。」
もし街中で見つけたら声をかけようと、忘れないように頭に刻み込んだ彼の顔。
「この人が…ヒロさん?」
「あ、あぁ。どこであったんだ。」
「ヒゲはやしてなかった?」
「あぁ。顎に…。」
やっと会えたーー。
「そっか!この人がヒロさんだったんだ!」
「…?」
「私がこっちの世界でジンのいる部屋に落ちた時逃げたでしょ?」
「あぁ。」
「銃に撃たれて、逃げて逃げて…もうダメだーって時、この人が助けてくれたの!」
「…え?」
「『この通路を真っ直ぐ行け。建物を出たら左に真っ直ぐ、ずっと走り続けろ。』って。」