第128章 誓い
私はパソコンのマウスを触って写真を拡大した。
笑ってこちらを見るヒロさんの顔。
「うん!やっぱりこの人!降谷さんと一緒に潜入してたんだよね?優しそうな人だね!私の命の恩人さんだったんだ。そっか…この人がヒロさん。…やっと会えた。」
くるり横にいる降谷さん方に振り向くと、降谷さんは私をじっと見つめていた。
「……降谷さん?」
頬には一筋の涙。
「…泣いてるの?」
「いや。嬉しいんだ。」
降谷さんはふわっと笑うと、私を力一杯抱きしめた。
息ができないくらい強く。
「降谷さん?」
「会ってたんだな。ヒロと。」
「…。」
降谷さんは抱きしめていた私を離し、肩に手を置いた。
「ヒロはめぐみを助けた。」
「うん。」
「ヒロがいなかったら僕達は出会えなかった。」
「うん。」
「組織の中にいても、やっぱりあいつはあいつだったんだ。」
「…奇跡みたいな話だね。」
「めぐみ。」
「…?」
「急に帰ってしまうことになっても、この先どうなるのかわからないけど。」
「うん。」
「やっぱり僕の恋人になってほしい。」
「…降谷さん。」
「誓うよ。僕の親友だったヒロが助けためぐみの命。必ず守るって。」
私の頬を手を置き、私の目から流れ出した涙を指で優しく拭ってくれた。
「ずっと一緒にいよう。めぐみ。」
私は胸が詰まって上手く言葉に出せなかったので、頬にある降谷さんの手に自分の手を重ね、頷いた。