第127章 ぬくもり
荷物をもって安室さんの車に乗り込んだ。
「警視庁には明日行こう。今日はとりあえず公安がいくつか所有しているマンションに行く。しばらくは僕とそこに住もう。」
「降谷さんと…住むの?」
「いいだろ?」
「…うん。」
「嫌そうだな。」
「ちがっ!恥ずかしいだけ!」
「ふふ。」
たまにお泊まりはしてたけど…一緒に生活ってなるとやっぱり緊張する。
…同棲みたいで。
「まぁ、他の公安職員も出入りはすると思う。」
「そか。」
「残念?」
「べ!べつに!」
「僕は嬉しいよ。理由はどうであれ、めぐみと一緒に過ごせるの。」
「……うん。」
私も嬉しいって恥ずかしくて言えなくて、小さな声で返事をしたら、降谷さんにくすくすと笑われてしまった。
「ここだ。セキュリティはしっかりしてる。」
「おっきなマンションだね。」
「人が多い方が狙われにくい。」
「へぇー。」
地下駐に車を停め、エントランスに向かった。
荷物は降谷さんが持ってくれ、オートロックになっている部屋番号は301号室。
「一階外から狙われにくく、エレベーターが使えなくなった時走って逃げられる3階くらいの角がいいからね。」
「色々あるんだね。」
「あぁ。ちなみに隣も部屋も公安がもっている部屋だ。」
「そうなの?」
「変な奴が来ても困るからな。」
「す、すごいね。」
「住んでいる階数以外の階には移動できない。めぐみにも後で鍵を渡すね。」
「はい。」
無くさないようにしないと…とドキドキしながらエレベーターに乗り込んだ。
「安室さんは荷物大丈夫だったの?」
「一日過ごすくらいの荷物はあるし、家具家電は全部あるから。僕の家の荷物は後で風見にでも持ってきてもらうよ。」
エレベーターから降りて静かな廊下をすすむ。
廊下はカーペットになってて驚いた。
1番端の部屋について部屋に入るとあまりに広さにびっくりした。