第127章 ぬくもり
広さは2LDKで、カウンターキッチンになっていて、家具家電も触ったことないような高級品でだった。
食器やソファ、テレビも全部ついていて、昨日まで誰か住んでいたんじゃないのかってくらい完璧だった。
「こ、ここに住むの?」
「あぁ。ローラのセンスだ。最近は彼女が管理していたから。」
「ローラ…好き。」
「ははっ。」
『貴方に好かれても困ります。』って声が聞こえてきそうだ。
玄関入ってすぐの部屋が小さくリビング横の部屋が主寝室のようで広かった。
「私こっちの部屋使わせて貰っていいですか?」
玄関入ってすぐの部屋のドアを開けて私は降谷さんに言った。
広いベッドの大きな寝室を降谷さんに使って貰いたかったからだ。
「だめ。めぐみはあっちの部屋。」
「え?」
「玄関に近い方は危険だから。」
それを理由に挙げられると私は何も言えなかった。
降谷さんも危険じゃんって思ったけれど、私よりは全然いいだろう。
私はしぶしぶ広い主寝室の方に荷物を置くために部屋のドアを開けた。
セミダブルだろうか、広くふわふわそうなベッドに上品な白いシーツが付けられていた。
…ぐっすり眠れそう。
荷物を抱えぼーっとベッドを眺めていると、ドンっと後ろから押され顔から布団にダイブしてしまった。
「わっ!」
大きな荷物はベッドのサイドに落ち、私はきっと降谷さんだろうと後ろを降り向いた。
「っ!?」
降谷さんは嬉しそう表情で近づいて私の上に覆い被さってきた。
「安心して。たいてい一緒に寝るから。」
「えっ!?でも…」
せっかくそれぞれ部屋があるのに…!
「護衛護衛。」
「うそっ!じゃあ風見さんが私の護衛になった時も一緒に寝ていいの!?」
「…だめだろ。」
「ほら!」
「せっかく一緒に住むんだ。一緒に寝たい。」
「…う。」
「仕事で遅くなったりする時はめぐみを起こさないよう、向こうで寝るから。それ以外は…ね?」
ね?って可愛く言われても!
「職権濫用ですよ…ゼロさん。」
「へーきへーき。」
にこにこと笑いながら、降谷さんは私の頬にキスを落とした。