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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第126章 守りたい


私は降谷さんの胸に溢れ出る涙を必死で止めようと、顔を押し付けた。

そんな私の背中をずっと優しく撫でてくれた。

降谷さんは薄々私の隠し事に気づきながらも、私が話すのをずっと待っててくれてたんだ。

「ごめんなさい…ありがとう。降谷さん。」





「それで、また話は戻るが。さっきの男たちに見覚えは?」
「ううん。全くない。何を言ってるのかも分からなかった。」


わたしは涙を袖で拭い、降谷さんの胸から顔を上げた。

「あれはフランス語だ。“見つけた”とか、“落ち着け”とか“ついてこい”って言っていた。」
「…私を探しているってことだよね。あの…。」
「何か知ってるのか?」
「昨日も襲われたの。」

降谷さんの体に力が入ったのがわかった。

「いつ。」

「えと…夜、ご飯食べるお店の前で車に乗せられそうになったの…。」
「今日の男とは違うのか。」

降谷さんの口調が急に低くなって、怖くなった私は少し彼から離れようと手を離した。
が、両手首をガシッと掴まれ、じっと見つめられた。


「う、うん…。違う人。日本人だった。」
「どうやって助かったんだ。」
「走って逃げてたら、偶然怪盗キッドさんに会って空飛んで逃げました…。」
「空を…。それ以外は。」
「ううん。それだけ…。」

ぐぐっと私の手首を掴む強くなった。
ーー…怒ってる。


「昨日も今日もギリギリじゃないか。」
「…。」

キッドがいなかったら…安室さんのポアロの仕事がなかったら…
降谷さんの言う通りギリギリ間に合っただけで、下手したら連れ去られていた。

「なんで狙われているのか、めぐみは少しでも心当たりがあるのか?」
「薬を飲んでこちらの世界に来たから…その薬を飲ませた、人か組織かが探しているのかなって思ってる…。分からないけど…。」

「薬…それで、さっきの男が“コヅカ”と…あの製薬会社か…。」
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