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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第126章 守りたい


安室さんは、ポアロの扉にある看板を『closed』に変えて、私をバックヤードのソファに座らせた。


「…。」

私の手に巻かれたガムテープを取り、私の頬を撫でたあと、力いっぱい抱きしめてきた。


「無事でよかったーー…。遅くなってごめん。」

今回、安室さんがちょうどこの時間に出勤予定だったから助けられたが、もし違ったら…

そう思うと、急に恐怖が込み上げてきて、ガタガタと身体が震え始めた。


「めぐみ、もう大丈夫だから。怪我はない?」
「ううん。大丈夫…。こ、怖かった……。」


こけた拍子にテーブルぶつけた脚がちょっと痛いくらいだ。



「あいつらが何者なのか知っているか?」

「……。」
言わなきゃ。

「めぐみ。」

名前を呼ばれ、私はビクッと震えた。


「降谷さんーー…。」


「話しづらい?」

私は首を振った。

「あのね……」
「うん。」
「……。」



なんて切り出したらいいのか迷っていたら、降谷さんが私の肩に手を置き、話し出した。

「それは、めぐみが偽名を使って、免許証を偽装していることに関係があるのか?」



「…っ!」


私は俯いていた顔を勢いよくあげ、目の前にいる降谷さんの顔を見た。
降谷さんは、切ない顔をして眉を下げた。


降谷さんはやっぱり調べてたんだ。

私のことをーー…。





「偽名じゃないの…。」
「しかし『夏目めぐみ』という同姓同名はいたが、君は戸籍がなかった。確かに君はいなかった。君の免許証も見せてもらったが、あれはニセモノだ。」


「違う、私は『夏目めぐみ』それは本当なの。ただーー……こことは違う世界線の人間なの。」


「ずっと…言えなくてごめんなさいーー…。」



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