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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第124章 モテ期


ゴォォォっと耳元で風を切る音がする。


「手を離さないように。」
「…はいっ。」

浮遊感に恐怖を頂きつつ、私はうっすらと目を開けた。

いつのまにかビルの屋上だ。


ロープを撃ち上げ、引っ掛けて巻き戻したのか。




下では男性が4、5人わーわーと探し回っている。




「ありがとうございました。しばらくここで待ってから帰ります。」
「ビルに入るにはカギが必要です。降りれないでしょう?送ります。」


腰に回った手に再び力が込められた。
まさか、このまま飛んでいくとでも言うのだろうか。


「パラグライダーで?」
「ハングライダーです。」

ん、違いがわかんない。

とりあえず、飛ぶんだろう。



「…どうして助けてくれたんですか?」
「そこに困っている女性がいたからですよ。」
「…それだけ?」
「はい。他に理由が必要ですか?」

ふぁ、キザだ!
でも、様になるからカッコいい。


「では、飛びますよ。」

ふわっと私を横抱きにすると、バサっとマントが広がり羽になった。


「すごい!鳥みたい!」
「しっかり捕まって。」
「はい!」

私はあの怪盗キッドと空を飛べることに大興奮だった。



タンっとビルを蹴ると、ふわりとした浮遊感。

最初は怖かったけれど、綺麗な星空の中風を切っていくのはとても気持ちが良かった。





「どちらまで向かいましょうか。」
「あ、じゃあコナンくんのところまで。事務所のほうにお願いできますか?」

「…げ。なんだ、あのボウズの知り合いかよ。」
「あっはは!急に話し方変わった!」

そうか、二人はもう結構仲がいいんだね。

原作を知らないんだけど、お互いの正体を知ってるんだろうか。

私も名前とかまでは覚えてはないけど、新一くんの顔そっくりの高校生であることは知ってる。


「今日のことをコナンくんに相談したいの。あなたに助けられたことは話しても大丈夫?」
「そうですね。本当に偶然あそこを通りかかっただけなので大丈夫ですよ。」
「ありがとう。私の命の恩人様。」

風の音が響くので、大きな声でそう言った。

ふわっとゆっくりポアロの裏口の方に降りてくれた。

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