• テキストサイズ

そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第124章 モテ期


肌寒い18時半。

この時期はすでに外は真っ暗だ。


『美味しいイタリアンがあるんです。』
と、言われたビルが立ち並ぶ場所。

周りには飲食店やお洒落な服屋が並んでいた。


「住所的にはもう一本裏かな?」

スマホの地図を広げながら私は、そちらに向かった。



「…この辺り?あ、あの灯りのついた店かな。」

イタリア国旗が出ているし、きっとあそこだろうと少し早足でそちらに向かうと、後ろから車が来た。


私はその車を避けようと道の端に立つと、すぐ近くで車が停まりスライドドアが開いた。



「…?」

中から黒いハットを被った真っ黒のスーツをきた年配の男性が出てして目があった。





「やっとーー。」
「え?」

「やはり成功していた。そっくり…というよりやはりそのもの。」


髭を蓄えの男はにやぁと不気味に笑ったので、私はゾッとして走り出した。


「追えっ!絶対に逃すな!やっと見つけた宝だ!」
「…っ!?」


大きな車から真っ黒の服を着た男達がぞろぞろと出てきて、私を追ってきた。



何が何だかわからない。

あの人たちは誰だろう。



私は訳もわからず走った。
ダサい格好のためにスニーカーできていて助かった。

けれど男性の足に叶うはずがない。

人がたくさんいるところに戻れば…!





それか、近くに貝山さんがいるはず…!



「だ、誰かーー…」



人通りの多い道に向かって走っていると、不意に腕を掴まれ路地裏に連れ込まれた。


「きゃっ!」
「しっ。お静かに。」
「…っ!」


口元に指を置かれ、私は大声を出せなかった。



「危ないところでしたね、お嬢さん。」
「あっ…あなた…」



さっきの男性とは正反対に真っ白なハットに真っ白な服ーー。


「キッド…?」



「あっちに行った!!逃すな!!」



「しつこいですね。何したんです?」
「し、知らないの!誰なのかも、なんで私を捕まえるのかも!」
「うむ、とりあえず距離をとりましょうか。捕まって。」


そう言って怪盗キッドは私の腰に手を回し、右手は空高く上に向かって手を伸ばし、ロープのような何かを撃ち上げた。


「飛びます。」
「えっ!?」

私はぎゅっとキッド首に手を回し、目を閉じた。

/ 1084ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp