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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第123章 トリックオアトリート


私はいったい何を選んでしまったんだろうかと、内心ビクビクしながら、降谷さんを見上げていると、すっごく優しい表情で頭や頬を撫で始めた。


「…?」
「トリートは“施し”。本来なら僕が“トリックオアトリート“と、めぐみに言ったのだから、僕がめぐみから施しを受けるんだが…。今回は特別。僕からめぐみに最上級の施しを授けるよ。」

「…ほど…こし?」
耳や唇まで、指先で優しく撫でる降谷さんを見上げる。


「子供にとっての施しは、あまーいお菓子。めぐみにとってのトリートはあまーい僕。めぐみが喜ぶことをなーんでもしてあげる。」

私の正面に座った降谷さんは私をぎゅっと抱きしめた。

「なーんでも…してくれるの?」
「あぁ。できることなら。」
「甘えても?」
「もちろん。」

「じゃ、じゃあ……」





私は怒られはしないかと、恐る恐る要求を告げた。











「二人とも…警察官の格好……してるし、その…銃の構え方…教えてほしい…もちろん!おもちゃでいいから!」
「……え?」

「ご、ごめん。ダメだよね…。」
「いや、構え方くらいならいいけど、そんなこと要求されるとは思わなかった。」

「どんなこと言われると思ったの?」
「めぐみのことだから、ぎゅっとしてーとか、優しくキスしてーとか、腕まくらしてーとかかと思った。」
「後で全部して。」

「はは、わかった。」

くしゃっと頭を撫でて、降谷さんは立ち上がると、キッチンの方に行ってしまった。


私もベッドから降りてついて行こうとすると、降谷さんはすぐに帰ってきた。

手には銃を持っていた。


警察官の格好をしているからドキっとしてしまった。


「H&K P7M8」
「?」
「僕の愛用している銃だ。」
「ほ、本物?」
「もちろん。」

ガチャガチャと弾を全部で9発手に取り、ローテーブルに置いた。
早すぎて全然手元が見えない。

「普通の警官が使っているものとは違う銃だが。」
「そうなの?」
「僕に合う銃を持たせてもらってる。」


淡々と話す降谷さんがお仕事モードみたいでなんだか緊張する。


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