第122章 ハッピーハロウィン
園子ちゃんから封筒を受け取り、開けてみるとそこには…
「メガネの商品券…。」
「めぐみさんもう少し可愛いメガネよかったらこのお店でしか使えないけど買ってね。」
「あ、ありがとう。」
ーーもう少し可愛いメガネってどう言う意味だ。
「はーい、じゃあ、ビンゴ大会はこれでおしまいねー!」
私は封筒を手に再び安室さんの横に戻ると、くくくっと案の定笑っていた。
「なーにがおかしいの。」
「いや…別に。くく。百均のメガネだとバレてたんじゃないのかい?」
「…たしかにさー、京極さんもメガネだし、このプレゼントもわかるけど…。むぅ、めちゃくちゃ高級でエレガントで安室さんがドキッとするメガネ買ってやる。」
「楽しみしとくよ。」
しばらくすると、蘭ちゃんがグラスを二つほど持ってきて、カウンターに置いた。
「めぐみさん、安室さん、これも良かったらどうぞ。ここだと飲み物とかとれないですよね?何か食べ物も持ってきますよ?」
「蘭さん、すみません。僕も取ってくるよ。めぐみさんはそれ飲んでいいよ。」
「はーい。ありがとう。蘭ちゃんもありがとうね。」
安室さんはカウンターから出ていくと、端にあった既に注がれた飲み物がある所に向かった。
「園子ちゃん張り切ってるね。京極さんも楽しそうで良かった。」
私が彼女たちがいる方をみてそう言うと、蘭ちゃんも大きく頷いた。
「プレゼントの偏りが凄いですけどね。私も一緒に選んだんです。
子供たちにはちょっとつまらないプレゼントになっちゃいました。」
「安室さんはすっごく喜んでたよ。欲しかったやつみたい。」
「それは良かったです。お二人がお揃いの服着てカウンターで並んで話してるのをさっきから見てましたけど、本当に幸せそうで…、羨ましいです。」
「そ、そっかな…。」
私は蘭ちゃんに言われ、照れくさくなり持ってきてもらったグラスの水を口につけた。
「めぐみさんっ!待って!!」
遠くから大声で走ってくる安室さん。
でも、その静止は既に遅かった。