第122章 ハッピーハロウィン
すぐに口に含んだものをカウンター内のシンクに吐き出し水で口もゆすいだ。
「どうしたの!?毒!?」
コナンくんも慌てて私のところに来てくれた。
蘭ちゃんは自分が持ってきたものを吐き出し、何度も口をゆすぐ私を見て、青ざめた顔をして口元に手をやった。
ドキドキする。
心臓が大きく音を立て始めた。
「めぐみさんっ!…飲んだ?」
「いや、飲み込んではないけど…、今心臓が…すでに…」
「量は少ないけどやっぱりダメ?」
安室さんは私の元に駆け寄り肩を抱いて支えてくれた。
ここに日本酒が置かれているのに気付いて私に教えてくれようとしたんだろう。
ーーなんで日本酒が。
園子ちゃんたちが、私たち大人のために何種類かお酒を用意してくれてたんだろうかーー…。
「どうしたの!?救急車よぶ!?」
「あー、コナンくん平気だ。」
「はぁ…はぁ…帰る。」
「ん、わかった。」
ざわざわと私の周りにみんなが集まり始めた…。
だめだ…飲み込んでないのに…
もう頭がふわふわしてなにも考えられなくなってきた。
「何があったの!?」
「彼女、日本酒がダメなんだ。」
遠くて、安室さんとコナンくんの声がするーー…
心臓がうるさくて声がだんだん聞こえない。
私の記憶はそこまでだった。
ーーせっかくのハロウィンパーティーなのにって最後思った気がする。