第121章 ハロウィンパーティー(前夜祭)
ショッピングモールで食事を済ませた私たちはハロウィンのお菓子を買うためにウロウロとモール内を歩いた。
「久しぶりのデートみたいだね。」
「ひぇ、誰かに聞かれたら炎上しちゃいそう!モールは女子高生達も多そうだし!これはデートじゃない!お仕事っ!」
私は言い聞かせるように安室さんの前をどしどしと大股で歩いた。
「デートじゃないのかい?」
「お店で出すお菓子を買いに来ただけです!」
「僕はデートだと思ってるんだけど。」
「…むぅ。」
「久しぶりなのに…。」
「むむぅ。」
そんな言われ方したら…。
「こ、ここではダメだけど…あとで…なら。お仕事は?」
「今日はないよ。」
「疲れてない?」
「疲れたから癒して欲しい。」
「家…いく。」
小さい声で呟くと、にーっこり笑う安室さん。
「あー、今すぐ抱きしめたくなった。」
「人前では絶対だめ。暗殺される。」
そういうと、くくっと安室さんが笑った。
今だって誰が見てるのかもわからないのに。
せっかくダサいメガネかけて、地味な薄手のニットと微妙な丈の黒いパンツ履いてるのに。
「そうだ。今家に大量に用意してくれた仮装が色々あるんだ。めぐみさんが僕の仮装決めてくれない?」
「えっ、いいの!?」
安室さんの家でファッションショーができるってことだよね?
「好きなの選んで。」
「子供達が怖がるこわーいやつにしようかなー。楽しみ!早く買い物終わらせよ!」
「ふふ。はいはい。」
ゾンビの格好や、血だらけのオペ服とか、怖がっちゃうかな?
オオカミ男とか可愛いかもしれない!耳とかつけて。
と、ワクワクする気持ちで、買い物を済ませていった。