第121章 ハロウィンパーティー(前夜祭)
「そう言えばめぐみさんのコスプレ。」
お店に戻る途中、安室さんが振り向いた。
「ん?」
「婦警らしいね。」
「えっ!?誰に聞いたの!?」
「梓さんとコナンくん。」
昨日の今日でもう教えたのか!
当日のサプライズにしようかと思ってたのに!
「婦警かー。」
「なに…?」
「なんで婦警なの?」
「…借りれたのがそれだけだったの。」
「ふーん。」
「なに?」
そのにやにやした笑いはなんだ!
「いや、めぐみさんってそう言うの好きだよね。」
そういうのってなに!?
「どう言う意味!?」
「別にー。ほら前に僕の手帳じーっと見てたから。」
…!?
「いやっ!確かにっ目に焼き付けましたよ!けど!それしか借りれなかっただけだから!別に!安室さんみたいな格好になれるって喜んでないから!」
「あっははっ!それってなりたいんじゃないか。」
くぅ!
私は赤くなった顔を誤魔化そうと持っていたカボチャのぬいぐるみを安室さんに投げつけた。
「おっと。」
いとも簡単にキャッチする安室さんがそれはそれで腹が立つ!
「仕事しろ!」
「はいはい。ところで、その婦警さんはどんな感じなの?ちゃんとミニスカ?」
「ちゃんとって何。ちゃーんと膝丈です。」
「残念。」
「子供たちがいるんだからそんな格好しません。」
「それもそうだね。子供たちいるならお菓子用意しようか。」
「トリックオアトリートってやつ!?」
安室さんの提案に私は食いついた。
「そう。小さい袋に色んなお菓子入れてプレゼントしよう。」
「素敵っ!また買ってきとくね!」
「今日帰りに一緒に行こうか。」
「…今日は行ける?」
「…うっ。」
「ごめんごめん、意地悪言っちゃった。行けたら行こう。」
約束をしてしまったら、お仕事入った時に罪悪感を感じるのは降谷さんだ。
そんなこと気にしてほしくないから、約束はせず、行けたらってスタンスを最近はとるようにしている。