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そんなの知らないっ!【DC/降谷中心】R18

第120章 園子さま


穏やかな時間が過ぎていくなか、さらりと安室さんの髪の毛を撫でていた。

夜会えばいいのにわざわざ時間を割いてでも、夕方の今来たってことは夜また仕事なんだろうな。


「…おつかれさま。」

そう呟いておでこにそっとキスをしようと上体を屈めた。
髪の毛が安室さんの顔にかからないようにー…
起こさないようにー…

もう少しでおでこに触れる寸前、ぱかりと安室さんの目が開けられた。

「ぎゃっ!」

驚いて私はすぐに体を起こした。
安室さんも何も言わずに私の膝から頭を起こし、ソファに座った。


「…。」
「あ、おはよー…です。」

ドキドキする心臓を抑えそう言うと、安室さんはキョロっと後ろを振り返った。

「…?」

どうしたんだろう。
と、私も安室さんが向ける視線の方に向けると、バタバタと足音が複数聞こえてきた。



「待って!今は…!まだ!」

梓さんが誰かを静止している。
お店を閉めたはずなのに誰だろうか?と、私は立ち上がった。



「あ、いたー!」

明るい声、バックヤードにまで顔を出して私を指差した。


「園子ちゃん。どうしたの?」
「あっ!安室さんもいるじゃーん!何何!2人で何してたのよ!」
「し、仕事ですよ。」
「ふーん。ま、いいや。めぐみさんにお願いがあってきたのよ!」


園子ちゃんから…私に?


「なぁに?」
「実はさ、ポアロを一日貸し切りたいんだけど!」
「ポアロを…?」



私は横にいた安室さんと顔を見合わせた。

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